tyo-and-tyo「鳥とチョウ」

鳥とチョウのお話

里山も少し寒くなってきました

標高200メートル弱の里山もすっかり涼しくなりました。運動される人達も元気に山道を「えっさ、えっさ」と走られています。うらやましく思います。先日、山の入り口付近で通行止めが出ていたんですが、この日は解除されていました。もしまだ通行止めだったらどこに行こうか悩んでいたんですが、登れました。で、山頂で大きな木が何本も選定されて寒そうになっていました「こっば切んなはっとが危なかけん通行止めにさしたつばいね」でもすっきりして、「また来年新芽が一杯でてチョウや昆虫達の餌ができっとばいね」と造園業の人たちにかんしゃせんといかんね。と思いました。。。。

で、さっそくばってんがこんひは(今日は)鳥たちが行ったり来たりウロンコロン飛んでいました。いつもの第一ポイントはトイレの裏の数本の木です。「なんかおっとですよ、鳥もチョウもなんかおる」でもまだ葉っぱが多くて鳥たちは飛んで来ても葉っぱの裏に隠れます。やっと「アカハラ」が見える所に止まってくれました。腹のオレンジがキレイな鳥です。同じような色合いの「マミチャジナイ」という鳥も居るんですが・・

 

アカハラ」です。この頃はこの鳥も少なくなりました、以前は寒くなるとシロハラに混じって沢山やって来たんですが、今はなかなか見る機会がなくなったようです。

アカハラ 冬鳥 大きさ23.5cm

後向いたんで「よこば向かんかな~」って祈ったら向いてくれた。

 

シロハラ」です。この鳥も「いっちょん、ジッとしてくれん。おちつきんなかなー」って思ったらジッとしてくれました。私の方がウロウロして落ち着きがなかったようです。。。この鳥は腹が白かけんシロハラっていうらしくアカハラは腹が赤かけんアカハラって言うんでしょうね。。。。

シロハラ 冬鳥 大きさ24cm

なんか目が鋭いですね、怖そう・・・

 

このチョウは「ウラナミシジミ」といいます。チョウは羽を閉じている時に見えてる方が「裏翅」で開いたときに見える方が「表翅」です。私はチョウの写真を撮り始めて知りました。ましてこんな小さなチョウの裏翅の模様や翅を開いたときに見える表翅のキレイな色、感動しました。シジミチョウは翅開いても2~3センチ位しかなくてこんなに綺麗なんですよ。

ウラナミシジミ裏翅

ウラナミシジミのメス表翅

ウラナミシジミのオス表翅

 

このチョウは「クロマダラソテツシジミ」という南方系のチョウで1992年に沖縄で初めて観測され、現在は関東までかもっと北まで生息してソテツの食害が問題になっています。

クロマダラソテツシジミの表翅

クロマダラソテツシジミのオス表羽

クロマダラソテツシジミのメス表羽

 

ヤマトシジミのオス裏翅

ヤマトシジミのオス表翅

ヤマトシジミのメス表翅

 

チャバネセセリ。一見蛾のようですが、れっきとしたチョウの仲間です

 

里山から見える熊本市の、とある風景です。


最後まで読んでいただいて有難うございました